【鳥肌!】緑黄色社会「LITMUS」の歌詞の意味を考察!「わたし」が「あなた」に言えない秘密の正体を探る。。。

こんばんはトレンディパパです♪

今回はひさびさに楽曲考察シリーズでございます。考察しがいのある素晴らしい楽曲に出会えたので。。

前置きはさておき早速行ってみましょう。

緑黄色社会「LITMUS」

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ドラマ「緊急取調室」の主題歌として世に送り出されたこの楽曲。緑黄色社会の代表作となることは間違いない名曲です。歌詞やメロディーもさることながら、楽器隊も素晴らしいアレンジがされていて鳥肌ポイントがいくつも訪れる秀逸な作品。。

私はドラマは見ていませんが、ネット上ではドラマの内容とリンクしていてすごい的な評価も多数見られるようです。

緑黄色社会ファンの皆さまの中には、今回の私の考察は不快に思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、素人の戯言と思って暖かい目で見守ってやってください。

まず初めに

①ミュージックビデオ

今回考察を始める前にミュージックビデオを見させていただきました。内容はメンバーが楽器を演奏し歌を歌っているだけのシンプルなものです。このことから、この楽曲は聞き手側が自由に解釈してそれぞれの楽しみ方を見つけて欲しいというアーティスト側の気持ちが伺えるような気がします。

そして、それを許容することが出来る懐の深さがこの楽曲にはあります。抽象的な表現が多い曲ですが、細かくひも解いていくと様々な表情を見ることが出来ます。

②リトマス紙とは

説明する必要もないと思いますが、リトマス紙とは「酸性」と「アルカリ性」見分けるための試験紙です。誰もが学生時代に理科の実験で手にしたことがあるはず。

この楽曲では、「試す」「本心」といった意味で用いられています。

以上のことを踏まえて私が導き出した今楽曲の真相はずばり

彼氏に自分の他に好きな人がいることを知ってしまった女性の曲

いきなり確信に触れました。私はこの曲は、男女のラブソングとして捕らえました。深読みし過ぎだと思う方もいるかもしれませんが、ここから細かく考察の真意をお伝えいたします。

便宜上、断定口調で書きますが、私の想像の域を出ません。ガチな緑黄色社会ファンの方々は気分を害されるかもしれませんがあしからず。

①過去形

誰より深くわたしを知っていた

物語の冒頭部分でいきなり「知っていた」と過去形が用いられています。相思相愛の二人なら「知っている」という現在進行形になるはずです。

つまり、「今は誰よりもわたしを知っている」わけではない。これはどういうことか。考えられる理由は2つあります。

一つ目は、もう別れてしまった。

二つ目は、「わたし」より興味がある他の誰かが出来た。

私は後者を選びました。理由は後述しますが、物語を読み進めていくと必然的に浮かび上がってきます。

②秘密とは?

あなたにだけ言えない秘密がある

ここでの秘密は、「あなた」に他に好きな人がいることを知ってしまったことです。そして、それを「あなた」にだけ言えないでいること。

女友達や家族とかには相談できても、「あなた」にだけは言えないということで辻褄があってきます。

③魔物

重なり合えど赦されちゃいけない
この躰に潜んだ魔物が笑う

この辺りからちょっとずつ不気味な雰囲気が漂い始めます。。女性を怒らせると怖い。。

重なり合うはおそらく性行為やハグを意味するはずです。

魔物とは、肌と肌を重ね合う一方で、「あなた」が浮気をしているのを知っていて黙っている自分の内面。つまりあえて「泳がせている」状態を少しだけ楽しんでいる自分自身を暗示しています。

④日食

想えば想うほど隠れてしまう
いつぞやの朧月の背中へと
そこにあなたの手が触れる未来を
待つことがどれほどまで危ういか

今回の考察で最も頭を悩ませた部分の一つですが、こう考えてみてはいかがでしょうか。

「わたし」は地球、「あなた」は太陽

今までは直接光を感じることが出来ていたのに、間に割って入ってきた存在がある。「あなた」が思いを寄せる人物はです。朧月としているのはまだ確定ではないから。いつぞやと言う表現から、何度か「わたし」もあったことがある人物と言えます。

「わたし」が月の背中に隠れて「あなた」から見えなくなっていく。日食のような現象を表しています。

月に「あなた」の手が触れてしまった瞬間、すべてが終わってしまう危うさをこの小節で見て取れますね。

⑤いいのに

その手を その目を
その輝きをそのままに
別れも告げずに
離れてしまえたらいいのに

ここでは「~ならいいのに」が使われています。これは希望しているときに使う表現なので、実際に置かれている状況ではありません。

つまり、「あなた」とのキラキラした思い出だけを胸に秘めて、悲しいお別れは無しで別々の道を行けたらいいなという「わたし」の願望です。そして衝撃のあの言葉。。。

⑥おのれ

「おのれ」って声に出して使ったことありますか??意味的にはおそらく「この野郎!!」みたいなことだと思いますが、女性が使うには衝撃的過ぎます。。

これは「あなた」に対してなのか、「朧月」に対してか。。。

⑦リトマスは本心「わたし」

おのれ
どれほどあなたを想っていても
リトマスの紙は翳せないまま
わたしはそれでも
あなたの側に居てしまう

ここでタイトルでもあるリトマスが出てきます。

この曲でのリトマスは本心を暗示しています。

「あなた」を想っていても「わたし」の本心を伝えることで、何もかもが崩れてしまうのが怖い。それでも離れることが出来ないという女性の複雑な心理が見え隠れする絶妙な歌詞です。

⑧~のような

何も言わずに
何も触れずに
全て透かされているかのような夜だ

ここでは「~のような」という表現が使われます。比喩表現なので、実際にはそうではないということ。

実際には言葉も交わしているし、お互い触れ合っているにも関わらず、「あなた」の心はここにあらずといった感じ。もはや何を言っても「わたし」の存在では「あなた」の興味を引くことが出来なくなったのを悟ってしまった。そんな哀愁を感じさせる切ない言い回しですね。この楽曲で一番好きな部分かもしれません。

⑨最後の希望

そんなあなたの目に宿る光を
止め処なく それとなく
抱きとめる

心はすでに他の女性のところに行ってしまった「あなた」。それでもわずかに残る「わたし」を想う気持ちをすがるように抱きとめるといった表現。

⑩わたしをそのままに

その手に その目に
残るわたしをそのままに
あなたの全てを
忘れてしまえたらいいのに

「あなた」の体がまだ「わたし」を覚えている間に、キレイな思い出のまま終わりたい的な感じです。この辺りから、二人の関係は修復が効くようなものではなくなったということが確定になってきます。クライマックスまでのカウントダウンは始まっています。

⑪リトマスは本心「あなた」

おのれ
これまで流れた涙はどれも
リトマスの紙に翳せないまま
わたしはそれでも
あなたの側に居てしまう

曲中にリトマスという言葉は実は2回しか出てきません。一回目は「わたし」の本心二回目は「あなた」の本心を意味しています。

なぜそれが分かるかというと、一回目は「リトマスの紙」となっていますが、二回目は「リトマスの紙」となっています。

「リトマスの紙翳す」は、「わたし」の本心を伝えること。

「リトマスの紙翳す」は、「あなた」の本心を試すということ。

今まで流した涙を「あなた」のリトマスに染み込ませて本心を聞き出したいけど、怖くて踏み切れないといったところでしょうか。

それでもあなたのそばにいてしまう。切ない。。。

⑫嘘

嘘はついていない
本当にも触れない
あなたにだけ言えない
秘密がある

ここまで考察して来て、この最後の4小節を聴くとざわっと鳥肌が立ちます。少し怖いくらい。

「わたし」は胸に一物を抱えてはいますが、確かに嘘は付いていませんし、「あなた」の本当の気持ちにも今後触れることはないのでしょう。本心を伝えて、何もかもを知ってしまうのがよほど怖いのかもしれません。

➡➡バンプのあの名曲を徹底考察!

まとめ

ここまで読み進めていただいた方は、おそらくこう思っているでしょう。

深読みし過ぎ(笑)!!!自分でもそう思いますが、一度気になりだすとやめられないたちなので。

今後もこう言った考察記事を出していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それではまた次のブログで。