【RYKEY新曲】リッキーが秀逸なDisソングでワイザーキッズ達を黙らせた!!

2019年4月14日

こんにちは、トレンディパパです♪

八王子のラッパーリッキーが新曲「you can get again」の先行シングルMVをYouTubeにアップしました!!

川崎のワイザーとのビーフでその動向が注目されていただけに再生回数はハンパないことになっております。

私のスマホにもおすすめとして出ていたので思わず再生してみると、その歯に衣着せぬ言い分と秀逸なトラックに思わず目をつむって頭を揺らしてしまいました(運転中)。

それでは私なりに解説していきたいと思います。

リッキーとワイザーのいざこざについてはこちらをどうぞ。

➡➡ワイザーパクリ疑惑!?

「 you can get again 」概要

まずは詳しく内容を見ていきましょう。
ちなみにこの曲はBADSAIKUSH とのコラボ曲ですが、今回はあくまでリッキーとワイザーのビーフということで彼のリリックに関して言及することは控えさせていただきます。

以下、リッキーの歌詞を引用させていただき話を進めていきます。

「 さておき あの続きの話ときたら本物の俺からしたら 蚊帳の外だな 」

言わずもがな、ここで言う「あの続きの話」というのはワイザーとのビーフに違いありません。インスタライブでは「もうあの話は過去の話でまだその話題を出してくる奴は古い」的なことを言っていましたが、ここでガッツリぶり返します!これだからヒップホップは面白い(笑)。

「 あれこれ言いたい放題のSNSじゃヤクザにお前はSOS 全て終わった話でチャカより1Verseでお前を殺すぜ」

ワイザーがSNSを通してリッキーへアンサーしたのは2回だけ。それも自分の考えを簡潔に述べていただけなので言いたい放題ではないような気がします。どちらかと言えば言いたい放題なのはインスタライブを数回に渡って使用していたリッキーの方なような‥‥。

そして気になるのは「やくざにお前はSOS」

ワイザーは10代半ばの頃ヤクザをはじめとする裏社会との繋がりが濃かったので、音楽で食っている今でもその繋がりはないとは言えませんが、本人ではないので確信は持てません。

仮にワイザーがヤクザに頼んで今回の一件を終わらせたのだとしたら、リッキーはこんな目立つ形でDis曲を作るでしょうか?奥さんと子供に危害が加わる可能性を考えた時にそれでも反ワイザーを貫くのでしょうか?これも本人ではないので何とも言えません。

そんなリスクは百も承知で今回の曲を作ったのだとしたら、リッキーは本物のラッパーと言えるでしょう。

そしてそのあとの「 全て終わった話でチャカより1Verseでお前を殺すぜ 」の部分。

ここから察するに、リッキーはヤクザではなくラッパーの先輩もしくは地元八王子の先輩方からこう言われたのではないでしょうか。「殴り合いじゃなく楽曲でケリを付けろ」と。

つまり、「全て終わった話」というのは、ワイザーとの殴り合いでの決着はもうしないということ。

「 チャカより1Verseでお前を殺すぜ 」で、楽曲で勝負するということを意味しているのかもしれません。

盗作した作品で武道館に立ってさ ガキを騙してロレックスなんかつけやがってる

実はこの曲でリッキーはワイザーの名前を出していません。ですから、誰に向けての曲なのかは知らない人からしたらチンプンカンプンなわけです。

ですが、コアなヒップホップフリークならこのワンバースで全てが分かりますよね!こういうのもヒップホップが面白い理由の一つです。

ワイザーは武道館ライブで大成功を収めていますし、Twitterで560万円のロレックスを購入したことも分かっています。

この「ガキを騙して」の部分はこちらに詳しく解説しています。

「 死ぬ気でやってる奴らとの違いはお前さんが一番心ん中で分かってる 」

これはおそらくワイザーに対して、「他人の曲のメロディーをパクって罪悪感は無いのか?本当はパクったことがばれてビクビクしてんだろ?」的な意味合いが含まれているはずです。

「 Verse2 Round2と今は一緒さ 」

一般的にラップのバース(歌で言うと一番の歌詞)は、16小節から成り立っています。

16小節ラップしたらフック(サビ)が始まる感じ。

ですがこの曲でリッキーは24小節分ラップをかましています。つまり16小節+8小節。

なのでこの8小節の部分はバース2 (Verse2) にあたるのでしょう。

本来ならストリートというリングの上で殴り合いをしているはずだったが、あくまで楽曲勝負ということを暗に匂わせている秀逸なフレーズ。

こいつ、天才か‥‥。

単なるDis曲ではないのかもしれない‥‥

「 俺はそんなんになっちまったお前を悲しんでる 」

このバースからワイザーへの気持ちがくみ取れます。

当初、リッキーはワイザーに対して悪い印象を持っていなかったのではないでしょうか。むしろ、「同じような家庭環境で、同じように黒く染まってしまった」仲間として、また、同じようにアンダーグラウンドで体を張っているラッパー仲間として好意的に見ていたのかも。

だからこそ、ワイザーのパクリが許せなかった。人一倍ワイザーを気にかけていたからこそガッカリした、とは取れないでしょうか。


You Can Get Again に込められた意味

You Can Get Again 。素直に直訳すると「お前は、また、得る、ことが出来る」。

私の都合のいい捉え方かもしれませんが、これもワイザーに対する秘めたる思いなのだとしたら‥‥。

「今ならまだ間に合う。リアルヒップホップに戻ってこい!」という意味だとしたら‥‥。

信じるか信じないかはあなた次第です(笑)。

もう一つの見方としては、サビの部分の

Bitch n***a you can get again
You can get again

にもあるように、「ヒップホップ発祥の地のみなさーん、安心してください!僕が本物のヒップホップをきっと取り戻しますからねー!!」

かもしれません。

後はリスナーの捉え方次第ですね。

ワイザーはアンサーするのか

この曲が世に出ることによってワイザーもアンサーを返さざるを得ない形となってきました。なぜならこの曲の出来があまりにも良すぎるから。ヘッズたちの評価も良すぎるから。

今まではリッキーの「負け犬の遠吠え」感がありましたが、この曲で一気にイニシアティブを得ましたからね!!!

それにしても楽曲でのリッキーはかっこよすぎる。もうユーチューバーごっこはやめて(笑)。

こちらの記事も合わせてどうぞ。

➡➡フリースタイルダンジョンがつまらなくなった理由とは。

まとめ

私が心配していたことはどうやら大丈夫そうです。

不毛な足の引っ張り合いにならず、お互いセールスに繋げてもっと日本語ラップを盛り上げて引っ張っていける存在になってほしいですね!

長々とありがとうございました。

それではまた次のブログで。

リッキーの一番の名盤です。これを聞いてない人は人生損してますよ!

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