【Take It Lowの発言を考察!】バッドホップは嘘をついているのか?

こんばんはトレンディパパです♪

コロナウイルスで不要不急な外出を自粛するように呼びかけられ、家で暇な時間を過ごしている方々に、少しでも暇つぶしになればと思いこの記事を書きます。

昨年末、USの豪華プロデューサー陣を招いて新作『Lift Off』を発表して話題となったBADHOP。

残念ながら『Apple Music』『iTunes』限定でのリリースでしたが、発表前からレコーディング風景や現地での滞在生活の様子をアップしていたおかげか、かなりの高セールスを叩き出したようです。

そんな話題性抜群の彼らに対し苦言を呈したのが、海外のプロデューサーチームに所属して、ハイレベルなトラックを制作し続けている「Take It Low」

彼の詳しい来歴はTwitterでも見ていただくとして、今回は彼の発言の真意について考察していきたいと思います。

それではどうぞ。

BADHOPのEPの内容

今だ衰えることのないBADHOPの勢い。今回のEPでは全曲USの豪華プロデューサーを迎えての作品となりました。しかも中途半端なメンツではありません。あのDrake、Migos、Kendrick Lamarらの作品も手掛けた、US 在住のアーティストでも揃えることの難しいメンバーを揃えてきたのです。

ざっと挙げるとMurda Beatz、Metro Boomin、Mike Will Made-It、Mustard、Wheezy、Turboといった、現在のUSのトラップミュージックをけん引していると言っても過言ではないメンツ。

そりゃあ話題になりますわな。

しかも海外からトラックだけ送られてきて日本でダラダラとレコーディングするといったような緩い制作ではなく、アメリカのレコーディングスタジオにて、プロデューサー陣と密にコミュニケーションを取りながらの作業で、その緊張感は動画でも伝わってくるほど。

日本人では、現時点で彼らにしか成しえないウルトラCを見事にやってのけました。

EPの個人的な評価

ここからはEPを聴いてみた私個人の感想を述べます。

まず、良質な作品がほとんどです。先行で動画配信された「Foreign」などはラップをトラックも高いレベルで完成されています。もし彼らが英語でラップ出来たとしたら海外でもちょっと話題になってもおかしくないような内容でした。この曲以外にも良質な楽曲はありました。

ただ、EPの中の何曲かは「ん?」と、首をかしげるようなものもありました。「これってかっこいいのか?」って思ってしまうようなものです。

言葉を選ばずに言うならば、「日本人のプロデューサーでも作れそう」なトラックのものも。。。。USのアーティストにトラックの提供をお願いするとなると、かなりのギャランティを要求されることでしょう。その位の価値を感じない曲もEP内に何曲かあったと私個人は思いました。

Take It Lowの動画

Take It LowのYouTubeチャンネルで、「BADHOPは嘘をついている」という動画を投稿して一時話題になりました。

動画の内容をざっくり説明すると、「トラック制作には何人もの裏方が存在するのに、有名プロデューサーの名前しか記載していない」ということ。

確かにUSのヒップホップシーンでは、一曲を作るのに何人もの人間が関わっているのは有名な話。畑は違いますがジャスティンビーバーなどのドル箱アーティストは、自分がやるのは「歌う」ことだけで、その他はほぼ操り人形状態。。。。それほどの数の人間が関わってもしっかり収入を上げることのできるプロジェクトとも言えますが。

Take It Lowが言うには、海外ではアルバムのクレジットにはメインのプロデューサーだけではなく、裏方でも楽曲に携わっていた人間は全て記載するのが当たり前だということ。これは正直私も知らなかったので勉強になりました。そういった意味では、有名プロデューサーしか記載のないBADHOPは嘘をついているのかもしれません。。。

BADHOPのアンサー

Take It Low氏のこの動画対して、BADHOPのメンバーはラジオ番組内で軽く触れながらアンサーを返しました。その内容はこうです。

「クレジットは全部Appleに任せてた」

これ言われたらお手上げって感じのアンサーでしたーー(笑)。

クレジットは確かに記載不足でしたが、全く違う人物を書いたわけではないので嘘つきとも言えないような。。。

まとめ

いかがでしょうか。

どちらにしろ今回のTake It Low氏のおかげで、日本のヘッズ達のヒップホップにおける知識量が増えたことは言うまでもありません。加えてBADHOPの売り上げも上がっただろうし、Take It Low氏はこの動画を機に一気にYouTube内でも人気者になりましたし。誰一人損していない形で終息して、また一歩日本のラップシーンは進化を遂げたのではないでしょうか。

以上が私の見解でした。信じるか信じないかはあなた次第です(笑)。

それではまた次のブログで。