【ラップスタア誕生2021の感想】出場者の中から一押しのラッパーを3人選んでみました。

2021年11月1日

こんにちはトレンディパパです♪

みんなが待ちに待った「ラップスタア誕生2021」が本格始動しました。高校生ラップ選手権がコロナの関係で開催中止となっても、日本語ラップの進化は歩みを止めることなく進んでいます。若くてチャンスに飢えている次世代ラッパー達には是非とも勝ち取りたい称号でもありますし、優勝賞金の300万円は喉から手が出るほど掴み取りたいでしょう。

今回は今話題の「ラップスタア誕生2021」から、私が一押しのラッパーを3人選んでみました。全員非常にレベルが高く、選ぶのも難しいですが、サイファー審査の前半を終えた現段階での評価をしていきたいと思います。

なお、このレビューはあくまでも私の感覚で選んでおりますので、プロの評論家や視聴者の皆さんとは意見が食い違うとは思います。コメント欄にて皆さんの一押しのラッパーを教えていただけたらありがたいです。

それではどうぞ。

サイファー審査A~Cグループ

first ステージでは応募動画審査でしたが、セカンドステージではサイファー審査となります。応募総数2546人の中からふるいに掛けられ、31名にまで絞られた出場者たちを、6つのグループに分けてそれぞれサイファー審査を行っていきます。

今回はA~Cグループのサイファー審査を見て、私が思う推しラッパーを厳選していきたいと思います。

審査員

有望な若手を審査するにはそれなりの実力と地位がある人がふさわしいと思いますが、今大会で審査員を務める方々は誰が見ても適任でしょう。

AKLO,Awich(YENTOWN),R-指定(Creepy Nuts),IO(KANDYTOWN),T-Pablow(BAD HOP),YZERR(BAD HOP)の6名。いずれも現在の日本語ヒップホップシーンをけん引するイケてるラッパー達です。

審査基準はそれぞれバラバラで、感覚的にカッコいいかダサいかを判断する方もいれば、理詰めでリリックを細かく分析する方もいて、出場者も安心して審査を任せられるのではないでしょうか。

ビートメイカー

今の若いラッパー達は本当にスキルフルです。どんなトラックでも簡単に乗りこなせてしまうので、中途半端なビートでは音の方が負けてしまいます。よって、今回集められたビートメイカーは国内外からヤバい方々ばかりです、マジで!!

ATL Jacob、 Zaytoven、 JJJ、 ZOT on the WAVE、 TRILL DYNASTY、 Qunimune

どなたもヒット曲を生み出している実力派揃いです。 Zaytoven のビートに日本人がラップ乗せるとかヤバいっしょ。。。

推しラッパー3選!

それではいよいよ3人選んでみましょう。

A~Cグループのサイファー審査動画を何度かリピートして見ましたが、皆さん本当にレベルが高い!!純粋なラップの上手さだけで言ったら審査員の6名と大差ないように感じます。なのでここでは、ラップの上手さ+スター性や存在感を含めて選んでいきます。

①Carz

私の一番の推しメンはこの人です。グループCで登場したCarz。ドリーム開発とリリックにあるのでサイプレス上野率いるクルーのメンバーです。REP横浜。

だみ声でごり押しするだけかと思いきや、しっかりフローに変化を持たせていて、最後まで飽きさせないラップを披露してくれました。 Zaytoven のビートに合っているような気がします。

この手のラッパーには珍しく、韻が固くて、玄人受けするラップです。しかもただただ中身の無い言葉で韻を踏むのではなく、メッセージ性やクスっとさせるような面白い言葉を散りばめていて非常に好印象。

フローに関して言えば、動画を見ているR-指定が思わずバウンスしてしまうほど(笑)

ラップのスキルも申し分ないですし、見た目の存在感もバッチリ。一度見たら忘れられない系の人です。

声のトーンを抑えたスムースなフローが多い最近の若手の中でも特に異彩を放っているように感じました。

この先の審査に進めるかどうかは分かりませんが、私はこの子を推しています。

②Tokyo Gal

カーズと同じくグループCから登場の Tokyo Gal

グループCレベルが高すぎです!!

ビートもカーズ君と同じく Zaytoven ですが、カーズ君や他の出場者たちとは違ったアプローチの仕方でとても見ごたえがありました。

「 Awich くらいまず超えるつもり」とえげつないパンチラインを披露してくれた彼女。それに対しての Awich のアンサーは「私しか目標にする人いないっしょ」と、日本の女性ラッパーのトップに君臨するに相応しいお言葉(笑)

バイリンガル特有の英語と日本語を行ったり来たりするワードセンスと、裏声や、ときに不安定(わざと)なフローを織り交ぜたフローはインパクト絶大。CYBER RUIが要所要所で合いの手を入れてくれているのも面白いし、二人の信頼関係も伺えます。

緊張からか途中で息切れのように言葉が詰まってしまう箇所がありましたが、それを差し引いてもかなりのハイレベルですね。

歌い終わった後の立ち振る舞いからはすでに貫禄すら感じます。。。

③NOV

グループBから登場の NOV

上記の2名と同じくビートは Zaytoven です。無意識に選んでしまいましたが、私が Zaytoven のビートが好きなだけなような気すらしてきました、すいません。

昨今の若手ラッパーに多い、声を張らずに低めのトーンで淡々とラップするタイプです。初めは「ああ、またこのタイプか」と思いましたが、彼にはそれだけではない面白みのあるワードセンスもあります。

審査員も何名か触れていた「戦車はスピーカーにミサイルはギターに変えてしまおう」など、随所に芸術的ともいえる耳に残るフレーズが光ります。生い立ちも決して恵まれたものではないらしく、そういうバックボーンも込みで私は彼が好きになりました。

見た目は思いっきりギャング上がりっぽいですが、ドラッグもスモークもやらないらしいです。売れて金を手にしても今のスタンスを貫いていけるかが大事ですが。。

➡➡ZORNのパンチライン3選!!

まとめ

いかがでしょうか。

審査員の方々は様々な角度から評価しているので、やはり彼らの選んだラッパー達が上に進むのでしょうが、仮に優勝できなくても今後それぞれで光っていけるようなラッパーばかりでした。

グループD~Fのサイファー審査も始まっているので、今度はそちらからも推しラッパーを3人選んでます。

それではまた次のブログで。