【ラップスタア誕生2021】優勝候補2名を厳選!喉電波とTokyo Gal を一押しする理由。
こんにちはトレンディパパです♪
審査開始から更に勢いを増すラップスタア誕生2021。皆様も楽しみに見ておられるかと思います。
ビデオ審査とサイファー審査を終えて10名にまで絞られた若きラッパー達。ここから更にふるいにかけられ、最終的にラップスタア誕生の座を勝ち取れるのはただ一人。この非常に狭き門を潜り抜けられるのはどのラッパーなのか。
巷では優勝候補を予想する声があちこちで聞こえてきています。
例に漏れず、私もサイファー審査を勝ち残った10名の中から優勝候補を予想してみました。ラップスタア誕生の例年までの流れや、今の時代の流行を加味して考え、優勝候補を2名に絞ってみました。
粒揃いのラッパー達から候補を選ぶのは非常に大変でしたし、これはあくまでも私の個人的な意見ですので異論は認めます。皆様の推しのラッパーがいればコメント欄にお願いします。
それでは行ってみましょう。
優勝候補は喉電波とTokyo Gal
サイファー審査ではどのラッパーもハイレベルなラップを披露してくれました。本当に私が若いころ(20年前)では考えられないようなレベルの高さで、日本語ラップもここまで来たのかという感じです。
いきなりですが、私は優勝して300万円と栄光を手にするのは喉電波かTokyo Gal のどちらかだと予想します。この二人の他にも優秀なラッパーはたくさんいましたが、様々な理由からこの二人に絞りました。理由については後述しますので、まずは二人の経歴や特徴を振り返ってみましょう。
喉電波
REP大阪府泉佐野市の23歳。コミカルで脱力したラップが特徴で、サイファー審査後は審査員たちも彼に魅了されて、しばらく彼の話題で持ちきりでした。
ラップを始めたきっかけは、「モテそうだから路上のサイファーに参加したことから」だそう。一時は空港に就職して働いていましたが、夢を諦めきれずに退職し、今では貯金を崩して楽曲制作に励んでいるそうです。
パッと見の印象は「面白そうなラップをしてくれそう」という感じでした。というよりも、他の出場者が見た目や生い立ちの個性が強すぎて、この見た目で出てきたら面白いラップをするしか生き残る道はないのでしょう。本人もそれを重々理解しているようで、期待通りの耳に残るフロー。
リリックでは「スピンする森光子 止まったら死ぬカツオ」という、とんでもないパンチラインを放ち、R指定も彼のことを高く評価していたようです。
本人は声がコンプレックスだったようですが、ラップを始めたら逆にその変な声が武器になることを知り、今では堂々とした振る舞いで見るものを惹きつけています。この手のラッパーはオタク気質でどこか自身が無いような態度を取りがちですが、彼は大阪出身なのでとてもはきはきとしていて、そのギャップも面白いですね。
Tokyo Gal
東京都の27歳Tokyo Gal 。
アメリカ人の父と日本人の母親のもとに産まれたハーフ。本人は子供を一人持つシングルマザーです。辛い幼少期を過ごしていて、居場所を探す中で音楽に出会い、今ではそんな経験を全て武器に変えられるヒップホップに人生を懸けています。
サイファー審査ではまず見た目のインパクトが絶大で、ラップを披露する前からヤバいことになりそうな予感がしていました。そして予想通りラップでもハーフ独特のリズム感あるフローと耳に残るパンチラインで見事にかましてくれました。
「Awichくらい超えるつもり」のラインは審査員がなんぼのもんじゃいという下克上スタイルの表れでもあり、同時に日本の女性ラッパーのトップはAwichだと認めていることも伝えられる絶妙な言い回し。地頭がいいのも伺い知れます。
インタビューでは、Awichが日本のトップならそこを目指せないようなら話にならないということも話しています。
ラップスタア誕生の勢いに乗って新譜も発表しているのでそちらも要チェックですね。
この二人を選んだ理由
私がこの二人を選んだ理由はちょっと複雑です。というのも、いわゆる「番組的な王道」ではないから。
ラップスタア誕生の過去の勝者を見ても分かる通り、未来の日本語ラップシーンをけん引出来そうなラッパーが選ばれがちですよね。でもこの二人は少し毛色が違います。
喉電波は不良でもなければファッションアイコンとなるような容姿でもありません。トーキョーギャルに至ってはフィーメールです。これまでの番組の流れからすればまず勝ち上がることは出来ないように思います。
ではなぜ私はこの二人を推すのか。
不良はBADHOPで頭打ち
ヒップホップと不良文化は切っても切れない間柄にあります。USでも昔ほどではないにせよその流れを汲んでいます。
しかし日本では少しづつシーンの器が広がってきています。今やアイドルが普通にラップ曲をリリースしますし、MCバトルでもオタク気質やただのサラリーマンが出場したりと、必ずしも不良だからと言って幅を利かせられるわけではなくなってきました。
更に言うと、日本のギャングスタラップはBADHOPの存在によりほぼ頭打ちだと思われます。何が言いたいかというと、これから出てくる若いギャングスタラッパー達は、過去の生い立ち的にBADHOPには勝てないでしょう。BADHOPの過去のエピソードが強烈過ぎて、その他のギャングスタアピールは二番煎じにしか聞こえなくなってきています。つまりはBADHOPの真似でしょってこと。
ですが喉電波はそんなギャングスタ的な過去は一切無くても正々堂々ラップだけで勝負できるスキルをもってシーンに殴り込んできました。それはつまらない日常ですら自虐的に面白いラップとして曲に出来るという、簡単なようで難しい行為。彼はそれをモノにしつつあります。
女性ラッパーの台頭
Awichを代表とする女性ラッパーも日本語ラップシーンを大きくしている要因の一つです。
一昔前まではフィメールラッパーで本当に上手な人ってあまり見かけませんでしたが、今では男性に引けを取らない方々ばかり。非常に良い方向に進んでいると思います。
今回サイファー審査に残った女性ラッパー二人もまさに次世代を象徴するスキルを持っています。これまでのラップスタア誕生では女性ラッパーが優勝した例はありません。ここでトーキョーギャルが優勝すれば日本語ラップシーンの間口は更に広がりを見せるだろうし、そうなるに相応しいスター性をトーキョーギャルは持っています。
審査員にAwichがいることも女性ラッパーにとってはプラス要因。これまでの審査員が男性贔屓をしていたとは言いませんが、やはり女性の価値や魅力は女性が一番分かっているでしょうから。。
まとめ
いかがでしょうか。
これからライブ審査などが始まるラップスタア誕生2021。ますます目が離せなくなってきました!
今回私が選ばせていただいた2名はもちろんのこと、全出場者頑張ってほしいと思います。
王道で行くならやはりNOVなどが手堅いのでしょうが、私はあえて変化球で予想してみました。
今後も関連記事を書いていきますのでよろしくお願いいたします。
それではまた次のブログで。
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