【ZORN】ゾーンのパンチライン3選!日本語ラップ史上最強の韻と名言を厳選してみます。
こんにちはトレンディパパです♪
日本語ラップシーンが若い世代の台頭でさらに盛り上がりを見せていますね!
1990年代から流行り廃りを繰り返しつつも、ここにきての盛り上がりはヒップホップファンとしては嬉しい限りです。そして今回の盛り上がりはもはや、日本の音楽シーンにしっかりとラップという文化が根付いた感がありますし、このままトップテンチャートを日本語ラップが席巻していくのも夢ではないのかもしれません。
若い世代のトラップへのアプローチの多様性はUSのそれに匹敵するものがありますし、ここで説明する必要もないくらいYouTubeなどで遺憾なくそのスキルを見せつけています。なのでこのブログでは日本語ラップ史に残る名言やパンチラインをシリーズとして紹介しています。
私が今回選んだラッパーは「ZORN」です。彼はまさにパンチライン製造機!自身のオリジナル曲でも客演でも名言やパンチラインを散りばめて、尚且つえぐいくらいに韻を踏んでいます。
そんな彼が刻んできたパンチラインを厳選して3つ選んでみました。あくまで私の独断と偏見で選んでいますし、そもそも3つに絞るのも厳しいです。。もっとヤバいラインがあるぞと思う方はコメント欄に情報を寄せていただければ嬉しいです。
それではどうぞ。
ZORN
来歴
もはや説明不要なくらいに有名になってしまったゾーンですが、少しだけ略歴を紹介します。
今ではバトルのイメージが薄れている彼ですが、10代の頃からTHE罵倒、B BOY PARK UNDER20 MC BATTLE、
UMBなどの数々のMCバトルに参加して好成績を収めています。YouTubeに稀に彼のフリースタイルの映像がアップされていますが、やはりレベルが高い。おそらくやれと言われれば永遠にフリスタが出来るくらいのスキルは持ち合わせているでしょう。
若いころはやんちゃで逮捕歴もある彼ですが、堅気の仕事もこなしつつラッパーとしての活動も続けている、リアル二足の草鞋スタイルが多くの人を魅了しています。
昭和レコードで般若に見いだされてから一気に才能が開花した印象があり、紆余曲折を経て現在の地位を手に入れたゾーン。そんな彼のたくさんの作品からパンチラインを厳選していきます。
価格:7,480円 |
第3位!
余計なプライドは邪魔 ヴィトン ドルガバ今じゃパジャマ化
白いシャツにバンズ飾らない これが俺のアンサー 明日保育参観
帰り道にぱぱす で買って帰るパンパース
Hey Money(Remix) feat. ZORN, AKLO & OMSB / NORIKIYOにて披露した超絶パンチライン。「 Hey Money 」はノリキヨのソロ曲として発表されましたが、後に豪華客演人を迎えてのリミックスを公開されました。よくやったノリキヨ。
この曲より前からゾーンの存在は知っていましたが、正直そこまで好きではありませんでした。スキルはあるけど、言葉を詰め込み過ぎていて聞きづらいし、いまいち背負っているものやバックグラウンドが見えてこないような感じがして。。ですがこのバースを聴いてからは評価が一変しました。めっちゃカッコいいです!
昔はやんちゃで好き放題していたけど、現在は守るべき家族が出来てやるべきことが明確になったことを、たったの1バースで見事に表現しています。
弱者を詐欺にはめて、簡単に大金を手にすることを覚えた人間が、改心してここまで地道に頑張る姿には素直に好感を抱きます。確かに過去の悪行は褒められたものではありませんが、服役して罪は償っているし、現在の彼からは犯罪のニオイはしません、多分。。
第2位!!
見た目大人 頭脳子供 オレは逆コナン
肩こり リウマチ レッツバスロマン
KEN THE 390の「Make Some Noise feat.ZORN・NORIKIYO」からのライン。
始めて聞いたときは「は?何言ってんの(笑)」って感じでした。でもよくよく考えるとこのラインには様々な思いが含まれています。
「見た目大人 頭脳子供 オレは逆コナン 」では、大人になった今でも子供の頃のような遊び心を忘れてないぞというメッセージを感じ取れます。じゃなきゃこんなふざけたリリックは書けません(笑)。
「肩こり リウマチ レッツバスロマン 」では、父として子供たちのために昼夜問わず働く彼の大変さも隠されています。彼はラッパーの他に塗装屋としても仕事もしています。親族が経営している塗装屋さんなので出勤日の融通は効くらしいですが、それでもキツイことには変わりありません。
第1位!!!
60ワットの栄光さ ぜんぜん金なくても成功者
一本道を行こう 洗濯物干すのもHIP HOP
名曲「My Life」からの一節。
この手の曲は、私が若いころのヒップホップシーンではダサいとされてきました。不幸自慢より金持ち自慢の方がイケてるとされていた時代でしたから。ですが現在のシーンではこういう曲も受け入れられる懐の深さも育ってきているので、ZORNのようなラッパーも正当に評価されています。
「洗濯物干すのもヒップホップ」は日本語ラップシーンに残る名言として多くのラッパーが引用するようになっています。バトルシーンでもたまに聞かれ、その度にオーディエンスは沸いています。それだけ市民権を得ているということですね。
まとめ
いかがでしょうか。
子供心を忘れずに軽快に韻を踏み面白いリリックを書きつつ、家族のために働いて今では一戸建てを購入した彼。噂では般若はZORNのことを「ゾーン」ではなく「ローン」と呼んでいるらしいです(笑)。そんな般若も一戸建てを買ったらしいので、頑張っているラッパーはしっかり儲かっているということですね!若い子たちにも夢を与えていてマジリスペクトです。
このパンチラインシリーズはこれからも続けていくのでよろしくお願いいたします。
それではまた次のブログで。
ディスカッション
コメント一覧
ゾーンはマイライフの洗濯物干すのもヒップホップで味閉めた感じはありますが
日常の何気ない幸せとか不幸とかを歌うのにシフトしてからもリリックをひねり出してる感があっていいですね。
もがき苦しむのリアルです。